二の腕のぷるぷる、ぽっこりお腹、ブラからはみだしたお肉……とにかく痩せたい!けど、なかなか痩せられないのが現実です。
何度やっても挫折しがちなダイエット。
かなり頑張ってやってみたものの、「全然効果でないじゃん!」と思いがち。
でも実はそれ、間違ったダイエットをしているだけなのかも……。
(私も絶賛ダイエット中です!)
『美的』1月号では、カロリーカット、置き換え、筋肉強化など、巷では「ヤセる!」と噂のダイエット方法の落とし穴をご紹介。
ダイエットの専門家が、思いもよらなかったマイナス面を詳しく解説してくれています。
あなたが実践してるダイエット法も、もしかしたら間違いかもしれませんよ!
■ジュースクレンズ
新鮮な野菜や果物をコールドプレス製法で絞ったジュースと水のみで数日間過ごし、体の中をデトックスしていくダイエット法。
モデルの間で話題になり、ジュースクレンズ専門店もここ最近、数多くオープンしている。
【落とし穴】
「ジュースで消化器官を一時的に休ませることで、普段消化に使われるエネルギーをデトックスや体の再生に利用できるというもの。
体のリセットにはいい方法だと思います。
ただし、ダイエットの一発逆転はありません。
果物がたくさん入って美味しいとなると、糖分も高いはず。
その分、たんぱく質が不足するのは長期的には危険です」(ボディワーカー・森 拓郎さん)
■酵素ダイエット
生の野菜や果物を発酵・熟成させてできた「酵素ドリンク」をとることで、消化や代謝に使われる体内酵素の働きをサポートしようというもの。
食事に置き換えてとることでダイエットをしている人も。
【落とし穴】
「食物酵素は熱に弱く、多くは60℃以上で失活してしまいます。
一方で、市販の酵素ドリンクは食品衛生法によって80℃以上の熱殺菌が義務。
つまり、中身はもはや酵素ではなく、ほぼ糖質のジュース。
酵素ドリンクで痩せたと思うのは、その期間食事と置き換えて通常より摂取カロリーが下回っていただけです」(森さん)
■炭水化物抜きダイエット
糖質の多いごはんやパン、麺類、砂糖類などの摂取を制限することでカロリーを抑え、体内で糖質の代わりに脂肪がエネルギーとして燃焼されるのを促します。糖質制限ダイエットとも。
【落とし穴】
「現代人の食生活は糖質に偏りがちなので、控えることは重要です。
とはいえ、糖質は、タンパク質、脂質と並んで体に重要な3大栄養素のひとつ。
炭水化物を全くとらないと、その分脂質の摂取が増えがちで、健康を損ねる可能性もあります」(渋谷DSクリニック渋谷院 院長・林 博之先生)
■ホットヨガ
筋肉の柔軟性が高まる高温多湿(室温約39℃、湿度55~65%)の室内で行うので、ヨガの効果もUP。
汗をたっぷりかくので血行が良くなり、新陳代謝も活発になり、60分間しっかり行うと約330Kcal消費すると言われている。
【落とし穴】
ホットヨガは、高温多湿の中で行うことで、汗腺、毛穴が開いて肌から老廃物が抜けるデトックス効果が高い運動。
「代謝が上がって、汗を大量にかくので体重は減りますが、水分が抜けただけ。
むしろ、水分が抜けた後は代謝が落ちていくので、脂肪燃焼にはつながらない。
汗をかくこと自体はいいことですが、ヤセる効果は残念ながらありません」(森さん)
■部分強化トレーニング
腹筋やスクワット、腕立て伏せなど、部分的に筋肉を鍛える定番トレーニン
【落とし穴】
自宅でもできる筋トレとして、誰もが経験があるであろうダイエットの定番。
しかし、「腹筋をすればおなかがヘコむと思っている人が多いのですが、これは勘違い。
ウエストをひねっても、スクワットをしても、続ければ筋肉はつきますが、脂肪が減って細くなることはありません。
脂肪を減らしたいなら、食生活を改善するほうがよほど効果的です」(森さん)
いままでの努力はなんだったの!と、驚きな回答ばかり……。
やはり、ダイエットをするときは、マイナス面もきちんと理解したうえで、自分の体質にあったものを選ぶのが大切ですね。(松本美保)
■引用元:Woman Insight
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